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はい!「リー」でございます~名古屋・栄の焼酎バーから~

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Barでの出来事、バーマンの気持ち、お酒の紹介など・・・

ロックの氷が溶けるように

今日は父の日。

実家は自営業。黙っていても2代目社長になれた。

でも自分がしたい仕事ではないので家業を継がなかった。

今の仕事をすることに親父は反対した。一時は絶縁状態。

何年も話をすることさえなかった。

最近、少し変化が出てきた。少しずつだが話をするようになった。

「どうだ、最近仕事は?」だったり「結婚はしないのか?」だったり。

二人の関係が以前より角がなくなった。

時間の経過とともにロックの氷が溶け、味わい、氷の角が丸くなるように・・・

私は親不孝者。

決して裕福ではなかったが何不自由なく育ててもらった。

若くして独立して楽ではなかっただろう。頑固で人と衝突することの多かった親父のことだ、大変だったろう。

我々家族のために必死だったに違いない。

私のために将来のレールまで轢いてくれた。

それでも私は違う道を選んだ。

親父からしたら悲しかったかもしれない。

だが少しずつ私の生き方に理解を示し始めてくれている。

そんな親父に報いるために自分の選んだ生き方で一人前に成らなければならない。

会う度に少しずつ年齢を感じさせる親父。

残された時間は思っているほど多くはないのかもしれない。

一歩ずつゆっくりと進んできた道。

少し歩みを速めなければいけない。

そのためには必死になる覚悟が必要だろう。親父がかつて家族を養うために必死になったときのような覚悟が。

とりあえずゆっくり話してみよう。

実家で親父の好きな酒を酌み交わしながら・・・

焼酎バー リー (モバイル) 美酒欄#117

 PREMIUM 猿川 35° 

ロックの氷が溶けるように_e0139318_17201469.jpg親父に初めて贈った1本。

親父の出身地、長崎県壱岐の麦焼酎。

柔らかな麦の香りとまろやかな味わいの逸品。

水割りにしたときの味の伸び具合が素晴らしい。

読み方が変わっています。 「さるこう」 と読みます。壱岐の方なら誰でも知っていると思いますが。

初めてこの焼酎を実家に持っていったとき親父がお袋にこう言いました。

「これ何て読むか分かるか?」

「“さるかわ”でしょ。」

笑いながら「バ~カ。“さるこう”って読むんだよ。なぁ。」

そのときの親父の嬉しそうな顔は忘れません。

お袋曰く、「あんな気持ち悪いくらいニコニコしてるお父さん初めて見た。」とのこと。

そろそろ時間だな。

さあて実家に行きますか。



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by shouchuubar-lis | 2009-06-21 17:37 | 独り言

by shouchuubar-lis