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はい!「リー」でございます~名古屋・栄の焼酎バーから~

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Barでの出来事、バーマンの気持ち、お酒の紹介など・・・

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この棚に入っているのは全て泡盛。

上の段に入っているのは殆どが終売となっている泡盛。

なかには20年ほど経っている代物も結構ある。

オーナーが沖縄で直接に買い付けしてきたものも多く、思い入れもあるみたいだ。

この棚を眺めているお客さまに珍しく熱く語ることが度々ある。

だがこの棚に収められている泡盛は売っていない。

もはや終売となっている貴重なものなので大事に保管してある。

だから僕は密かにこの棚を「名古屋ミニ泡盛博物館」と呼んでいる。

オーナーの熱い語りを聞きたければこの棚を眺めてみるといい。
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by shouchuubar-lis | 2008-09-22 15:20 | 焼酎バー リーにて
いつも元気なKさん。

リーの常連さまでは最年少のひとりじゃないだろうか。


なぜだか知らないがいつの頃からか僕のことを「兄さん」や「アニキ」などとと呼ぶようになっていた。

こちらがその呼び方は止めようよ、と言っても止めないので今は完全に定着してしまっている。

彼が来るとオーナーも「弟が来たぞ。」なんて言うようになってしまった。

そんな彼が昨夜も12時頃やって来た。

普段はお客さまに対して聞き役に回るのだが、彼ははいろんな話を聞きたがるので話し役に回ることが多い。しかもよく笑ってくれる。

いつものように、芋焼酎「赤兎馬」水割り→「ほたる」水割りと飲んだので

「いつもの自家製梅酒でいいかな?」と聞くと

「六代目百合ください。」と。

「どうしたの?珍しいね。今まで飲んだことないよね。」

どうやら前回に来た時、彼の同僚がオススメとして僕が出した「六代目百合」を美味しいと言って飲んでいたので気になっていたらしかった。

他のお客さまに接客したあと彼の様子を見るとしきりにグラスに顔を近づけ香りを確かめていた。

「どう?」

「これ芋ですか?今まで飲んだこと無い不思議な味がする。」

飲み干すともう一杯「百合」をおかわりした。

「美味しい」・「不思議」を連発しながら飲んでいた。

「六代目百合」と「焼酎バー リー」にまつわる様々な話をした。

彼は「へー」と言ったり、頷いたりしながら静かに聞いていた。

いつも大笑いしながらただただ飲んでいた彼が味わいながら酒を飲み始めた瞬間。誰かにそう言われたわけでもなく自ら。

なぜだかそんなかれの姿を見ているのが無性に嬉しかった。


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by shouchuubar-lis | 2008-09-18 14:36 | 焼酎バー リーにて
リーのカウンターには9つの椅子が並べられている。

不思議なものでリーに長く通っている方はほとんど入り口入ってすぐの右端かその隣の椅子に座る。

特に女性ひとりでみえる方は。

もし誰かが座っていて空いてなければなるべく右端に近いところに座る。そして右端の席が空くとそこに移る。

僕らが右端に立っていることが多いからだと思うが。

分からなくもないがちょっと不思議に思ったので何人かに聞いた事がある。

皆さん同じような答えだった。

「一番落ち着くから」

要は静かに飲みつつも話もできるというのが理由らしい。

ある女性のお客さまはこう言っていた。

「この席は特等席。ここに座れるか座れないかで癒され度が全然違うもの。」
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by shouchuubar-lis | 2008-09-12 15:21 | 焼酎バー リーにて
深夜の時間は飲食店で働いている人間が来ることが多い。

ある者は仕事を終えて癒しを求めて。ある者は焼酎・泡盛を学ぶために。

Oさんはその両方を兼ねてよく顔を出す。

歳が変わらないので彼が頑張っている姿は僕自身の励みにもなっている。

いつもは飲んでみたい銘柄を指定してオーダーするのだが珍しく「お任せで何jかお湯割りを」とオーダーした。

「これなんかは好きな味だと思いますが。これでよろしいですか?」

彼はボトルを見て

「なんすか~。そんなのやめてくださいよ~。違うのにしてくださいよ~。」

「飲んだことあります?」

「無いですけど、そんなのよりもっといいやつくださいよ~。」

「そうですか。では別のものにします。」

そう言いながらも別のボトルをとるフリをしながらそのボトルを注いだ。

「うわっ!これ美味い。ちょっとボトル見せてもらってもいいです?」

ボトルを見せると少々驚いているようだった。

「これってスーパーやコンビニに置いてあるから大したことないと思ってたのに。こんなに美味いんですね。知らなかった。」

「先入観って怖いですね。スーパーやコンビニに置いてあると大したものじゃないと思い込んでしまう。必ずしもそうではないのに。どんな焼酎でも一度飲んでから良し悪しを判断すべきだと思います。焼酎に限らず何事においても。そうすれば新たな発見がたくさんできて人生の愉しみも増えると思いますが。」

「確かに。いまメチャメチャ愉しいですもん。」

その時の芋焼酎「白金乃露」。お湯割がオススメです。


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by shouchuubar-lis | 2008-09-11 15:04 | 焼酎バー リーにて
「百合をロックで。」

いつもと変わらないオーダー。

大阪に単身赴任中で月1回名古屋に帰ってくるHさん。

いつもと様子が違った。

結構話好きの方が静かに飲んでいた。

遅い時間なので他にお客さまは誰も居なかった。

Hさんが静かに話し始めた。

「さっきさ、親友が亡くなったって知らせがあってさ。なんかまっすぐ帰る気になれなくてね。」

「そうですか。」静かにグラスを磨き続けた。

「理不尽だよな。オレよりずっとよく働いて、仕事もできるやつだったのに。なのにこんなに早く逝っちまうなんて。酒と花が好きなヤツだったんだよ。だから百合を飲もうと思って。」

かすかに涙を浮かべながらその親友の方との思い出話を語ってくれた。

時折、相槌を打ちながら静かに聞いていた。

「1杯で帰ろうと思ったけどもう1杯もらうよ。」

芋焼酎のロックを出した。

この瓶の裏ラベルにはこう書いてある。

「あくがれ」の語源は「在処(あく)」を「離る(かる)」、つまり魂が今在るところを何かに誘われ、離れ去って行くという意味と言われます。そこから「思いこがれる」という今日の意味が生じました。

そして若山牧水のこんな歌も書かれている。
けふもまた こころの鉦を

  うち鳴らし うち鳴らしつつ

     あくがれて行く

            牧水   


そのラベルを読んでもらった。

ポツリと

「いいね。今、飲むにふさわしいかもな。」

お客さまが何人か入ってきたのでその場を離れた。

静かに噛みしめるように飲んでいた。ずっとボトルを見ながら。

グラスの焼酎を飲み干すと

「もう行くよ。ありがとう。決めたよ。家族のひとが使ってくれるかどうか分からないけどアイツが一番いい顔して写っている写真を朝一番に持っていくよ。」

「あくがれ旨かった。いろんな意味でね。」

見送りするときに握手をした。力強い握手だった。


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by shouchuubar-lis | 2008-09-09 15:32 | 焼酎バー リーにて
焼酎楽園で連載企画中のテイスティングノート。

そのテイスティング用の焼酎が編集部から送られてきた。

基本的にストレート、ロック、5:5の水割り、お湯割りでテイスティングして記事としてまとめる。

実際にテイスティングすることは問題ないが、それを言葉におこすとなるとこれがとても難しい。

そんな話をお世話になっている酒屋さんの大竹さんと話していた。

その時話題に出たのが1:9で割ってテイスティングする方法。

アルコール分は2~3°まで下がるのでアルコールは感じないのでその焼酎が持つ味わいというものがよく分かる。

いろいろな焼酎で試してみたのだがロックなどで飲むよりもその焼酎が持つ個性がはっきり分かる。

ウイスキーのブレンダーがその原酒の風味を確かめるためにアルコール度数を20°まで下げてテイスティングするのもこういうことなんだろうなと思った。

よければお試しを。数種類を同時にテイスティングすると面白いです。

ホントよくわかります。
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by shouchuubar-lis | 2008-09-06 14:44 | 焼酎バー リーにて
お盆明け、一軒の店が閉店した。

オーナーも僕もよく通っていた。

口の悪い女将だったがそれが店の味だった。

早い時間にビール一杯飲むだけだったが癒しでもあったし何かあった時は女将と話すことが心の拠り所だったと今になって思う。

人にはそんな場所が必要だ。

リーをそんな場所として通ってくれる人たちもいる。

だからリーの扉はずっと開け続けていきたい。
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by shouchuubar-lis | 2008-09-05 15:07 | 焼酎バー リーにて
昨日は不思議な夜だった。

早い時間と深夜にしかお客さまが来なかった。

一番のピークのはずの10~11時の間にお客さまが来ない。

そんなことは記憶には無い。

「日本酒ありますか?」との問い。

これもめったに無い。

しかもこの質問を2回もされた。

そんなことも記憶に無い。

さらに麦焼酎がよく出た。

これもリーでは珍しいこと。

泡盛と芋焼酎が出る比率が圧倒的に多い。

麦焼酎がこんなに出たことはあっただろうか。

これも記憶に無い。

最近のおかしな気候のせいだろうか?

何か不思議な夜だった。

そんな不思議な夜に好評だった麦焼酎「旭 万年星」

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飲んだ方全員がおかわりをオーダーした。

そんなことも記憶に無い。

やはり不思議な夜・・・
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by shouchuubar-lis | 2008-09-04 14:41 | 焼酎バー リーにて
土曜日のライブの様子を

あいにく先週末は大雨に祟られた名古屋。

お客さまたちが来てくれるか不安ながらもオープン。

スタートの8時に合わせてポツポツとお客さまがやって来た。

天気が天気だけに当日来られなくなった方も。

8時過ぎにライブがスタート。

盛り上がるかなと不安だったが・・・

さすがは全国をライブして回っている「華麗なるダミ声」を持つ吟魂詩人。

最初からしっかりと盛り上げてくれました。

前半は40分ほどでとりあえず休憩。

お酒が大好きな方なのでのんびり休憩しながら飲むのかと思いきや、お客さまのテーブルを回ってひとりひとりと談笑。

華麗なるダミ声だけでなくその人柄で完全に皆さん吟さんの虜に。

途中、ライブとは知らずにやって来たお客さまも飛び入り参加。

後半はもう大盛り上がり。完全に吟さんワールドに皆さんどっぷり浸かってました。

僕も仕事忘れてしばしライブに聞き入ってしまいました。

ライブが終了した後も皆さん吟さんと談笑。

いつも静かに焼酎を飲んでいる常連さまがあんなにテンション上がっているのを初めて見た。

ほんとにすばらしいライブでした。聴いて損は無いよ、と言われてましたがまさに偽り無し。

必ずやまたライブをやってもらおうと思ってます。

個人的には客として参加したいくらいです。

吟さんの「華麗なるダミ声」を一度聴いてみたい方、リーに吟さんのライブCDがあるので是非。
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by shouchuubar-lis | 2008-09-01 14:44 | 焼酎バー リーにて