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はい!「リー」でございます~名古屋・栄の焼酎バーから~

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Barでの出来事、バーマンの気持ち、お酒の紹介など・・・

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バーには様々なお客さまが訪れる。

特にひとりで来るお客さまは多い。

当然お酒を愉しみに来ているがそれ以上に会話をしにやってきている。

仕事、趣味、恋愛。話題は様々。

悩みや愚痴を話しながら日々のストレスを解消しに。

そんな話をしながら自分自身に語りかけるように。
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by shouchuubar-lis | 2008-07-30 15:06 | 焼酎バー リーにて
二人組の男性のお客さま。

焼酎の好きな方と焼酎をあまり飲みなれていない方の二人組。

一人の方は「いも焼酎をロックで」とオーダーされた。

もう一人の方はどうオーダーしていいか分からないようだった。

メニューはあるが数が多すぎてどれを選んでいいのか分からない。焼酎を飲みなれていないからどうオーダーすればいいかも分からない。そんな感じだった。

きっと落ち着かなくて居心地が悪かっただろう。

僕は「普段はどんなお酒を飲みますか?」と聞いた。

その方は「いつもビールばかりで焼酎はよく分からないんです。」

「そうですか。じゃあのど越しよく飲めるようなものを水割りでお出ししましょうか?」

「お任せします。」

連れの方のオーダーがいも焼酎だったので「七窪」を水割りで出した。

「どうです?」

「さっぱりしてるけどほんのり芋の味がして美味しいね。」

その時連れの方が「マスターも一杯飲んでよ。」と。

その方にお出しした「古の千鶴」をお湯割りでいただいた。

すると「マスターは当然ロックで飲んでるんだよね。」と

「いいえ、お湯割りです。」

「え~、焼酎はロックで飲むのが普通じゃないの?マスターでも割って飲むんだ。」

焼酎はロックで飲むものだと思い込んでいるひとは意外と多い。

「ロックでのむことはほとんど無いです。水かお湯で割りますね。そのほうが味が分かりやすいですから。試しにこのお湯割り飲んでみます?」

「前にどこかで飲ませてもらったことあるけど全然美味しくなかったよ。やっぱり焼酎はロックに限るよ。」

無理言って一口だけでもと飲んでもらった。

「あれ?美味しいね。おかしいなぁ、お湯割ってにおいだけで味が無いって思ってたけど。」

結局、美味しい美味しいと言って飲み干してしまった。
(僕がいただいた一杯だったんだけど・・・)

「同じ焼酎でもストレート、ロック、お湯割り、水割りそれぞれにいろんな顔があって飲み比べてみると面白いですよ。それにその時の気分や体調に合わせて飲み分けるといつも美味しく飲めますし。ロックではきつい感じの焼酎でも水割りにすると甘みが出て美味しくなるものや逆に水割りにすることで苦味が出てしまうものがあったり。こればかりは実際に飲んでみないと分からないですね。個人の好みもありますし。」

それを聞いて二人はいろいろな焼酎をこちらのおすすめに従って飲み比べてた。

最終的にそれぞれ「古の千鶴」のお湯割り、「伊佐大泉」の前割りがその夜の一番のお気に入りに落ち着いた。

お客さまの顔とお気に入りの焼酎を僕の記憶の箱にしまいこんでその夜の営業を終えた。

「焼酎はロックでしょ。」このフレーズは意外にもよく聞く。

変にこだわらずにいろんな飲み方をしてもらいたい。いつも美味しく飲めるように。

頭を柔らかくしていつも柔軟な考えを持っていればとお酒も人生も常に楽しいものになる。
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by shouchuubar-lis | 2008-07-28 15:01 | 焼酎バー リーにて
毎週木曜日に来てくださっていたAさん。

4月から旦那さまの転勤で遠く海外に行ってしまった。

木曜日は仕事が休みで一人で来ることもあれば、友達と来ることもあった。

遠く海外に行ってもその友達の方は来てくれるので近況は知ることができる。

よく電話で話すことがあるそうだ。

その度に「リー」のことが話題にでるらしい。

Aさんは

「こっちはつまらない。」

「リーは行ってる?川井ちゃんは元気にしてる?」

「日本に帰ったらまたリーに行きたいね。」 etc.

と話しているみたいだ。

そう聞かされて僕は

「伝えておいてください。相変わらずいつものマイペースでやってますよ。」と答えている。

もともと旦那さまが名古屋の方ではないので次の赴任先は名古屋ではないだろう。

だが名古屋に多くの友人がいるのでたまには名古屋に遊びに来たいとは言っていた。


そのAさんの一番のお気に入りで一杯目には必ず僕が出していた焼酎がある。

今ではコンビにでもスーパーでも当たり前のようにおいてあるのでその焼酎を他のお客さまに出すことはまず無い。

むしろり「リー」にわざわざ置いておかなくてもいいと思う。

それでもその焼酎は今も棚の片隅にそっと置いてある。

いつかAさんが来た時にいつでもお湯割りで出せるように。

芋焼酎「さつま五代」のボトルが・・・

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by shouchuubar-lis | 2008-07-18 15:00 | 焼酎バー リーにて
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日曜の焼酎の会のお礼として富乃露酒造の高妻さんから贈り物が届いた。

『日向 あくがれ 14°』とあくがれTシャツ。


『日向あくがれ 14°』は宮崎限定の焼酎。


お客さまに試飲用に使ってくださいと。

自分の焼酎でみんなにもっともっと遊んで欲しいと言っていた高妻さんらしい。


お客さまに試飲してもらってしっかり遊ばせてもらいます。
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by shouchuubar-lis | 2008-07-16 19:19
「どーも」と元気良く入ってきた二人の男性。

「暑いですね、名古屋は。まずビールください。」

言葉に訛りがあった。鹿児島あたりか・・・

僕の記憶の箱の片隅にこの二人と会ったことがある記憶が。

どこかの蔵の人であることは間違いない。でもどこの蔵だったか・・・

まぁどの焼酎を飲むかで分かるだろう。そう思っていた。

オーナーは「どこの蔵だ?二人ともあったことないぞ。」と。

僕だけが面識があるとなると僕が思い出すしかない。ありとあらゆる記憶の箱の引き出しを開けた。ひとつ思い当たる蔵を見つけた。

芋焼酎「さつま寿」・「神座」を醸す尾込商店。でも確信はなかった。まぁどの焼酎を飲むかで分かるだろう。

見事にアテが外れた。まず芋焼酎「大和桜」と「あくがれ」をオーダー。

大和桜は昨年秋に蔵を訪れてじっくり話しをしているから覚えている。違う。

あくがれは前日に一緒に飲んでいたから当然違う。

確信が持てないまま1時間あまり。

ここで話題が新酒の話になった。

焼酎ブームの時にワインのヌーボーのように新酒と名付けて売られるようになったとおもっていたが、そうではないらしい。地元鹿児島では昔から新酒を地元の人に出していたそうだ。

当然ブームの時から始めたところは多かったようだが。

「ウチは20年くらい前から新酒としてだしてますよ。当然昔は”旬”だけですけど。」

ビンゴ!

「旬」はさつま寿の新酒。やはり尾込商店の二人だった。

結局二人は自分たちの蔵の焼酎は飲んでいかなかった。

いろんな芋焼酎を飲んで試しているようだった。

だいたい蔵は二つのタイプに分かれる。

地元でも地元以外でも自分たちの焼酎しか飲まない蔵。

普段は自分たちの焼酎を飲むが他の蔵の焼酎も飲む蔵。

前者は自分たちの焼酎に絶対的な自信を持っている感じがするし、後者は研究熱心で今でも新しいものを作り出そうという熱意を感じる。

どちらにしてもたくさん良い焼酎をこれからも世に送り出してくれることを切に願う。
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by shouchuubar-lis | 2008-07-15 14:15 | 焼酎バー リーにて
盛況に終わった昨日の焼酎の会の様子を。

今回は蔵元の意向もあり、定員25名のうち名古屋で一生懸命に焼酎の普及に努めている飲食店の方を15名集めて開催。

「あくがれ」の富の露酒造の上妻さん、「赤鹿毛」の柳田酒造の柳田さん共に去年も名古屋に来ているので皆さんお互いに顔を知っている人が多く会はあっという間に大盛り上がり。

それぞれが新しい銘柄を出したばかりなのでその焼酎を飲みながら造りや特徴の話を聞き
質問をしてました。

特に飲食店の方は、自分たちが売っている焼酎の普段では聞けないこと、知りえないことなんかも聞けてよかったと思います。

初めて参加したひとは、蔵の人と直接、話をする機会に興奮すらしてましたから。

面白かったのが、お客さまのなかに宮崎出身の方がいて、よくよく話をしたら柳田さんが高校の先輩だったなんて話もありました。お互い驚いてました。世間って狭い。

蔵元さん、飲食店、酒屋、一般のお客さま。

それぞれの立場の人間が一同に会して、それぞれの視点から話をし、それを身近に聞ける
のは普段は無い機会。

特に飲食店の方たちには新鮮な刺激があったんじゃないでしょうか。

3時間ほどで会は終了。

皆さん終わってしまうのが名残り惜しそうでした。

帰りにお見送りをしていたら、やたらと握手をされました。

どうやら皆さん今回も満足していただけたようです。

よかった、よかった。
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by shouchuubar-lis | 2008-07-14 15:22 | 焼酎バー リーにて
名古屋出張の度に訪れるKさん。

いつものように12時過ぎに現れた。

いつもドリンクのオーダーはお任せだが今夜は席に着くなり

「南泉ってある?」と

「ありますよ。今夜は蒸し暑いから水割りにしましょうか?」

「いや、お湯割りで」

焼酎を注いでボトルをKさんの前に置くと

「そうそう、これだよ。南泉を置いてる店は初めてだよ。さすがにリーでもこれは無いだろうなぁと思ってたけどあったんだ。もっと前に聞けばよかった。」

「何か思い出でも?」

「オレ、種子島の出身でさ。いつも親父がコレ飲んでたんだよね。」

「今まで飲んだことは無かったんですか?」

「ガキのころ、このにおいが大嫌いでさ。18で東京に出てきてからも飲みたいと思わなくて。
実家に帰ってもいつもビール飲んでたから実は今日、初めて飲むんだよね。」

一口飲むと

「へぇー、美味いね。こういう味だったんだ。もっと早く飲んどけばよかったな。」

「じゃぁ今度、種子島に帰ったらお父さんと南泉で乾杯できますね。お父さん喜びますよ。」

「いまさら照れくさくてできないよ。いつも通りビールでいい。でもここでは南泉飲ませてもらうよ」

「わかりました。名古屋からお父さんに乾杯ということで。」


Kさんの新たなお気に入りの一杯

種子島の芋焼酎「南泉 白麹」

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by shouchuubar-lis | 2008-07-12 14:46 | 焼酎バー リーにて
深夜12時を過ぎて店には誰も居なくなった。

グラスを洗っていると扉が開いた。

本社にいた頃はよく来ていたが支社に異動してからは2・3ヶ月に訪れる程度になっていたMさんだった。

妙に上機嫌だったので

「何かいいことでもありました?」と聞くと

「いや、本社に戻ることになってさ。若手が育ってないから育てろって。そんなこと言われてもねぇ。困っちゃうよ。そんなの押し付けられても。」

言葉とは裏腹に表情はにこやか。

「お祝いしないといけないですね。」

「全然そんなのしなくていいよ。」

「でもせっかくですから。」

お祝いの一杯にさつま寿のロックをだした。

Mさんは一口飲むとポツリと一言

「ありがとう。ホントは本社に戻れて凄く嬉しいんだ。」

その後は黙って飲んでいた。

きっとよく愚痴をこぼしていた辛かった時期のことを思い出していたんだろう。

「腐らずに頑張ってきてよかったですね。」

「ウン、そうだね。こんなに早く戻れるとは思ってなかったけど。」



最後の一口を飲み干し

「ごちそうさま。またちょくちょく来れそうだよ。」

扉を開けるとこちらに振り返り一礼して

「ありがとう」と

いつもなら帰るお客様には「ありがとうございました」と言うがこの日は

「おめでとうございます」と言って送り出した。




芋焼酎「さつま寿」 お祝いの一杯。
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by shouchuubar-lis | 2008-07-11 03:50 | 焼酎バー リーにて
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今日は7月7日。七夕だ。


こんな日は好き嫌い関係無く芋焼酎「たなばた 無濾過仕上げ」を。


たまにはその日に合った名前の焼酎で一杯というのも悪くない。
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by shouchuubar-lis | 2008-07-07 18:19