幸せで酔わない
いつもはひとりでフラッと来店されるOさん。
昨夜は彼女を伴ってやって来た。
「彼女、お酒弱いけどどうしてもここのスーチカを食べさせたくて。」
スーチカとは沖縄の伝統的な料理。
塩漬けにした豚バラ肉の塊を茹でたもの。
凝縮された豚バラの旨味と程よい塩分が焼酎・泡盛によく合う。
Oさんはいつも泡盛の「カリー春雨」と焼きスーチカをオーダーする。
お酒が弱いという彼女。好みを聞いてみると
「弱いんですけど、アルコール度数の高いものをチビチビ飲むのが好き。」と。
焼きスーチカを食べるのでここは泡盛かと。
南光5年古酒を。
この泡盛は終売となっていてもう手に入れることができない。リーのストックも少なくなってきた。深いコクのある味わい。じわーっと旨味が口に広がる。そしてスーっと切れていく。この切れ味がもうひとくち、もうひとくちと飲みたい気分にさせる。
どうやら彼女の口に合ったらしい。「コレ美味しい。」を連呼していた。
「この店良いだろ。こんなの飲みたいって言えばその人に合ったお酒をピタッとピンポイントで出してくれるんだよ。」
こんな言葉を貰えると素直に嬉しい。表面上はニコリとするだけだが心の中ではガッツポーズをしてたりする。
その後もおつまみに合う飲み物をというオーダー。
リーでは1,2位を争う人気の「高知のしば漬け」に合う度数の高いものということで「長期熟成 鶴の荷車」を。
「牡蠣のオリーブオイル漬け」に「さつま寿 旬」のお湯割りを。
そしてまた泡盛に戻りたいけどおつまみは何がオススメかと尋ねられた。
こうなるとコレしかないなと思ったので「自家製生チョコレート」を。
このチョコレート、泡盛の「春雨 無濾過44°」をアルコールを飛ばさずに練りこんであるので泡盛との相性は抜群。
これに「KUINA BLACK GOLD」を。
まずチョコを口に入れてから泡盛を少し流し込む。するとチョコと泡盛の旨味が渾然一体となって口のなかに広がる。もう堪らない美味さ。
「これはズルイ。美味すぎるもん。」
お酒が弱いと言っていた彼女。気付けばすでに4杯目。
そんなに酔った様子も無い。
二人して「酔ってるけど幸せだからそんなに酔わないよ~。今日は幸せ度高すぎ。この店はダメ。ズルイ。もう一軒行こうと思ってたのに行けないじゃん。この幸せが壊れちゃいそうで。ここで止めておいたほうがいいのかなぁ?」
そして彼女がポツリ。
「もう一杯。」
「今日はもう充分飲んだから次回にしましょう。これぐらいが丁度いいですよ。」と言うと
寂しそうに「だってチョコがあと一個残ってるもん。」
そう言われてしまうと弱いのでサービスで一杯分の半分の泡盛を。
二人でそれを味わうと
「今日はこのまま帰ります。いやぁほんと今日は良かった。幸せだぁ。」
こうやってお客さまが満足してくれている姿をみるとこちらも大満足。
さて今日はどんなお客さまいらっしゃるのか楽しみだ。
昨夜は彼女を伴ってやって来た。
「彼女、お酒弱いけどどうしてもここのスーチカを食べさせたくて。」
スーチカとは沖縄の伝統的な料理。
塩漬けにした豚バラ肉の塊を茹でたもの。
凝縮された豚バラの旨味と程よい塩分が焼酎・泡盛によく合う。
Oさんはいつも泡盛の「カリー春雨」と焼きスーチカをオーダーする。
お酒が弱いという彼女。好みを聞いてみると
「弱いんですけど、アルコール度数の高いものをチビチビ飲むのが好き。」と。
焼きスーチカを食べるのでここは泡盛かと。
南光5年古酒を。
この泡盛は終売となっていてもう手に入れることができない。リーのストックも少なくなってきた。深いコクのある味わい。じわーっと旨味が口に広がる。そしてスーっと切れていく。この切れ味がもうひとくち、もうひとくちと飲みたい気分にさせる。
どうやら彼女の口に合ったらしい。「コレ美味しい。」を連呼していた。
「この店良いだろ。こんなの飲みたいって言えばその人に合ったお酒をピタッとピンポイントで出してくれるんだよ。」
こんな言葉を貰えると素直に嬉しい。表面上はニコリとするだけだが心の中ではガッツポーズをしてたりする。
その後もおつまみに合う飲み物をというオーダー。
リーでは1,2位を争う人気の「高知のしば漬け」に合う度数の高いものということで「長期熟成 鶴の荷車」を。
「牡蠣のオリーブオイル漬け」に「さつま寿 旬」のお湯割りを。
そしてまた泡盛に戻りたいけどおつまみは何がオススメかと尋ねられた。
こうなるとコレしかないなと思ったので「自家製生チョコレート」を。
このチョコレート、泡盛の「春雨 無濾過44°」をアルコールを飛ばさずに練りこんであるので泡盛との相性は抜群。
これに「KUINA BLACK GOLD」を。
まずチョコを口に入れてから泡盛を少し流し込む。するとチョコと泡盛の旨味が渾然一体となって口のなかに広がる。もう堪らない美味さ。
「これはズルイ。美味すぎるもん。」
お酒が弱いと言っていた彼女。気付けばすでに4杯目。
そんなに酔った様子も無い。
二人して「酔ってるけど幸せだからそんなに酔わないよ~。今日は幸せ度高すぎ。この店はダメ。ズルイ。もう一軒行こうと思ってたのに行けないじゃん。この幸せが壊れちゃいそうで。ここで止めておいたほうがいいのかなぁ?」
そして彼女がポツリ。
「もう一杯。」
「今日はもう充分飲んだから次回にしましょう。これぐらいが丁度いいですよ。」と言うと
寂しそうに「だってチョコがあと一個残ってるもん。」
そう言われてしまうと弱いのでサービスで一杯分の半分の泡盛を。
二人でそれを味わうと
「今日はこのまま帰ります。いやぁほんと今日は良かった。幸せだぁ。」
こうやってお客さまが満足してくれている姿をみるとこちらも大満足。
さて今日はどんなお客さまいらっしゃるのか楽しみだ。
by shouchuubar-lis
| 2008-12-05 12:57
| 焼酎バー リーにて