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はい!「リー」でございます~名古屋・栄の焼酎バーから~

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Barでの出来事、バーマンの気持ち、お酒の紹介など・・・

焼酎の賞味期限 ~芋焼酎編~

さて随分と前置きが長くなったが本題に入ろう。


まず今日は常圧蒸留されたアルコール度数30°未満の芋焼酎に絞って話を進めよう。アルコール度数25°のものが一般的だが28°なんてものもあるので30°未満という設定にしておく。あくまで芋焼酎に限った話なので誤解のないように。


ウチの店には数多くの焼酎が置いてある。しかしながらリーマンショック以降の長引く不況の影響による客数の減少、泡盛を愉しむお客様の増加に伴い、芋焼酎がオーダーされることが以前より少なくなった。すると開封したものの一本消費するまでに時間がかかったり、棚にしまっておいた未開封の焼酎などが必然的に増えてきた。敢えて時期がくるまで保管しておいたものもある。


時々、そんなものの中からランダムに選んでティスティングをしていて気付いたのが、本来その焼酎が持っていた風味が損なわれているものが多いということ。決して飲めない代物になっているわけではないが、明らかに本来、出荷時に生産者が意図した味わいから変化してしまっている。


極端な言い方をすれば、どれも同じような味わいになってしまう。本来持っていた個性が失われてしまっているのだ。先ほども言ったように飲めないレベルではない。ほんのり甘く飲みやすい味わいではある。しかしどれを飲んでもそれほど風味の差異を感じなくなってしまう。これでは意味がない。そうなってしまうとお客様に出せない。結局、私が消費する羽目に。毎晩仕事終わりにそんな焼酎たちを一杯飲んでから帰るという日々が続いている。


話を元に戻そう。では本来の風味を味わえるという意味での賞味期限は一体どれくらいなのだろうか?


いろいろ試してみて感じた私なりの感想を敢えて言わせてもらえば、開封したもので6ヶ月、できれば3ヶ月で消費したい。未開封のもので1年以内ではないだろうか。あくまで大まかな話だが。全てが全てそういうわけではないのはご理解いただきたい。


結論から言ってアルコール度数30°未満の芋焼酎は“飲み切り”の酒だ。できれば早めに飲みきったほうが良い。早ければ早いほど良いだろう。


科学的に証明したわけではないがそんな必要は無いだろう。焼酎は人が飲み感じるもの。だから感覚が一番大切だと思っている。私がそう感じたがそうは感じない方もいるだろう。それが自然だし、逆にそうであるべきだとも思っている。


しかしながら生産者が「お客様へ美味しい焼酎を」と想い、追い求めた味わいをやはり感じて欲しい。とすれば芋焼酎は早めに飲みきってしまうことを私は強くお勧めする。そのほうがその芋焼酎が持つ本来の味わいを感じることができる。


では、「寝かせれば寝かせるほど美味しくなる」という話をよく耳にする。実際そんな質問も頻繁に受ける。果たしてどうなのだろうか?お前が言っていることと違うじゃないか!ということになる。次回はその辺りについて考察を。



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by shouchuubar-lis | 2010-01-22 14:57 | 焼酎あれこれ