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はい!「リー」でございます~名古屋・栄の焼酎バーから~

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Barでの出来事、バーマンの気持ち、お酒の紹介など・・・

一足早いX’masプレゼント

 金曜の夜のこと。いつものように一人でみえたK氏。しかし忘年会シーズンのピークの夜、ウチの店にしては少々ざわついていたので気を遣ってくれて「また後で来るよ」と上の階のバーへと向かった。しかしその日は姿を現さず。しかし律儀なK氏のこと、月曜か火曜にはみえるだろうと思っていたらやはり昨日やって来てくれた。


この辺りの律儀さにはいつも頭が下がる。見習いたいところである。


そのK氏、先日の侘びを入れた後はいつものように楽しく飲んでいた。K氏の話を聞いていると彼に関わるすべての人が愉快な人間に思えてくるから不思議だ。K氏のまわりはいつも笑い声が絶えない。


そんなK氏が突然とても嬉しそうな顔で「実は今日、良い事があってさ」と・・・


仙台時代の部下たちから手紙とカルティエのライターが贈られてきたそう。


夜の顔とは打って変わって昼間は仕事の鬼のK氏。当時は随分と部下たちには厳しい言葉をぶつけていた。そんな部下たちからの突然の贈り物。嬉しかったのはライターよりもその手紙の内容。


「あの時の言葉を糧に今も頑張ってます」
「K氏のおかげで今の自分があります」etc.


K氏だって言いたくていっていたわけではないだろう。心を鬼にして彼らのことを想いぶつけた言葉の数々。言われた側も辛いが言う側は実はもっと辛い。


私自身覚えがある。何かを言われて「うるさいなぁ」「分かってるよ」「お前に何が分かる」と思った経験は腐るほどある。そのときはそう思うのだが何年かすると「あの時言っていたのはこういうことだったのか!」と後から初めて分かることもまた多い。


若いお客様の仕事の愚痴を聞く機会がままある。彼らもまた厳しい言葉を日々ぶつけられている。基本的には黙って聞いて受け止める。そして最後にこうとだけ言う。


「辛いだろうけど言われたことは頭の片隅にでもいいから覚えておくといいですよ。将来、役に立つときがきっときますから」


人生経験が浅いながらもそうやって考えることで人からの指摘を以前より冷静に受け止めることが出来るようになった。未だ言われたことが理解できないままになっていることも多いが。


話をもとに戻そう。


その話をK氏はこう言って締めくくった。


「自分だってここまで言って良いのかな、って不安だったけど間違ってなかったんだなって自信になったよ。俺だって一人で生きていけるわけじゃないから。俺も奴らに支えてもらってたからさ。それがちゃんと伝わったのが凄く嬉しいよ。」


部下が人間ならば上司だって人間。それぞれが辛い思いをしている。そしてお互いが支えあって生きている。


かつての部下たちからの手紙は一足早いX'masプレゼント。


遠き仙台の地でK氏の言葉を励みに今日も頑張っている。


そしてここ名古屋の地で彼らの言葉を励みにK氏も頑張っている。


きっとその手紙はK氏のデスクの引き出しに大切にしまわれていることだろう。


K氏が辛いときにいつでも見られるように・・・




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by shouchuubar-lis | 2009-12-22 16:04 | 焼酎バー リーにて